東京大学東京カレッジ長の羽田正氏をお迎えし、11月25日(金)16時30分から18時30分に第3回研究会が行われました。対面およびオンラインをあわせ約25名の参加者が集まり、活発なディスカッションが行われました。
世界史を学習、認識することは自ずと国家を意識し国民をつくることにつながりますが、羽田先生による新しい世界史構想は、従来のヨーロッパ中心かつ国家基点によるものを超えて、地球市民を基盤とした新しい世界史の編纂を提案するものです。
参加者のみなさんからは新しい世界史構想への戸惑いから様々な質問が出されましたが、一方では現代において地球市民的世界観を理想に掲げる必要性への共感や理解もあり、あらためて世界史とは何かを考察する機会となりました。
2022年度研究会は残すところ2回となります。参加者の輪は少しずつ広がりはじめています。いつから、どこからでもご参加いただくことができますので、ご関心のある方はご一報ください。(tseki@aomori-u.ac.jp 幹事:関宛)