青森大学は、学生の皆さんが多様な課題にチャレンジして成功体験を積み重ねることで、自信をもって社会に出るための準備の場です。教職員全員で大学の主役である学生の皆さんの成功を支援するために教育活動を展開しています。私は「学生が輝く大学」を基本に大学運営を行っています。
青森大学は、青森市で最初の大学として1968年に開学した、総合経営学部、社会学部、ソフトウェア情報学部、薬学部の4学部で構成される総合大学です。それ以来、50年以上にわたり青森地域の高等教育に携わり、多くの有能な人材を輩出してきました。現在では、青森地域だけではなく日本全国及び外国の若者、そして社会人の学生が学んでいます。青森県内唯一の薬学部は、青森県の深刻な薬剤師不足の状況の改善に大きく貢献してきました。
社会が急激に変化している今日、社会が抱える課題を解決するために複数の学問領域の協働に基づいた多様な専門性が必要とされています。青森大学の特徴は、全ての学生が自分の専門分野に加えて、他学部の専門科目を履修し、異なる学部の学生と意見を交わしながら学修できることです。また、青森キャンパスの他に東京キャンパスとむつキャンパスがあり、所属キャンパスを変えることでフレキシブルに異なる学修環境を体験できます。特に東京キャンパスでは世界的大都市の環境や雰囲気の中で学修できます。薬学部の学生は6年間青森キャンパスでの学修となりますが、入学後のオリエンテーションをむつキャンパスで行うなど、3キャンパス体制の利点を生かした教育を展開しています。青森大学の全教職員は、学生の皆さんが青森大学で確かな人生の基盤を身につけ、学生時代はもとより社会に出てからも輝き続けることができるよう支援します。
青森大学学長 澁谷 泰秀