社会学部2年ゼミが、環境共生型農業のフィールドワークを実施しました

社会学部2年辻ゼミ「コミュニティ基礎演習Ⅰ」が、学外演習として千葉県神崎町にある「緑蔭風車実験圃場」において、環境共生型農業のフィールドワークを実施しました。

まず、ネイチャーライターの鹿熊勤さんが、環境共生型の農業を丁寧に説明してくれました。
効率化とは真逆の取り組みは、極めて手間暇がかかるそうで、学生の労働力を待ち望んでいたようです。
体力勝負の溝堀を5人がかりであっという間に終わらせ、鹿熊さんに感謝される学生たち。
刈った草を集めて堆肥にする作業では、大きな蛇に驚いて逃げ出す学生たち。
学生たちの証言によれば、鹿熊さんも見たことがないレアな蛇でした。
そしてお楽しみの3時のおやつは、焚火でトウモロコシと収穫したてのジャンボニンニクを焼いて食べました。

いつもは下を向いてスマホばかり見がちな学生ですが、今日は前を向き、周りをよく見て、状況判断をしています。
自然の中で、ゼミ仲間と協力して、身体を動かして学ぶ。
彼らに今、最も必要な学びのひとつです。教室では見たことのな笑顔がはじけました。

リアクションペーパーには、留学生の迸る想いが記されていました。
「都会の忙しさや便利さに慣れていると、自然に囲まれた田舎での生活のゆったりとした時間の流れや、地域社会の温かさを忘れがちです。フィールドワークを通じて、自然の美しさや地元の人々の優しさに触れることで、田舎の良さを実感しました。
また、焼き上がったとうもろこしを一口食べた時の甘さと香ばしさは、今でも忘れられません。この体験を通じて、自然の中での食事の楽しさや、仲間と過ごす時間の大切さを改めて感じることができました。これからの生活に対する価値観や考え方に大きな影響を与えました。」

鹿熊さん、実習をお引き受けいただき、ありがとうございました!