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あれから12年

東北でレイに会う。

2011年、福島に住んでいた小6のレイが「暮らしの学校:だいだらぼっち」に参加した。

初めて会った日のことを鮮明に覚えている。

あの年の5月。

田植をしている時に、華奢な身体のレイが泰阜村にやって来た。

その細さに、本当に1年間、やっていけるのか心配だった。

その後、2年間、泰阜村民となる。

泰阜村の支援を受け、村民の皆さんから愛されたレイ。

今思えば、身体は華奢だったけれど、芯が強かったな、レイは。

今、社会人となったレイ。

一緒に飲めるうれしさに、今日は酔った。

あの日から東北に足を運ぶこと60回。

これからも通う。

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