南国の絶海の孤島から便りが届く。

先週は立教大学辻ゼミのゼミ合宿の予定だった。

それがまさかの入院騒ぎ。当然俺は行けない。

しかし、学生が楽しみにしてきた合宿であり、この直前のタイミングで、しかも教員の体調不良で中止にするにはあまりにもかわいそうだった。

そこで、与論島と那覇に住む元スタッフに、学生の合宿のフォローをお願いしたところ、快諾をもらった。

学生たちから逐一、弾ける笑顔が届く。

その地に暮らすひとびとの息づかいを感じることに勝る学びなし。

便りを見つめる俺もきっと、病室で弾ける笑顔だったに違いない。

それにつけても、元スタッフたちに、心からの感謝である。

素敵なひとづくりを30年続けてきたからこそ。