第8回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト~社会学部4年松原忠さんTOP5入賞~

11月30日(土)に、神田外語グループと読売新聞社が主催する「第8回全国英語プレゼンテーションコンテスト」が行われ、社会学部4年の松原忠さんがTOP5入賞を果たしました。

この大会は大学生・大学院生、短期大学生、専門学校および4年次以上の高等専門学校に学籍を有するフルタイム学生を対象に、英語表現力、論理的思考力、プレゼンテーション能力の向上に取り組むことによる就業力の育成、ならびに学生間の親睦・交流を図ることを目的とし、個人とグループのどちらでも出場することが出来ます。どのプレゼンターも定められたテーマの中から一つを選択し10分間英語でプレゼンテーションをします。
今年は「①外国人の若者を日本へ!ワーホリ計画を提案」、「②世界を救え!食品ロスの削減を提案」、「③ジェンダー問題を考えるワークショップを提案!」の3つのテーマが課題として出され、エントリー数793名中、松原さんを含む315名が神田外語学院で行われる二次予選へと進みました。

実践大学(台湾)での交換留学を終え帰国したばかりの松原さんは、その経験を活かし台湾と青森県を繋ぐようなワーキングホリデーを作りたいと考え、今回のプレゼンテーションに臨みました。”Taiwapple Project”(Taiwan + Apple)と題したこのプレゼンテーションで松原さんは、台湾人が青森県のりんご農家にワーキングホリデーで来て、仕事だけではなく青森での観光も楽しめるというプランを発表しました。
二次予選では個人・グループ合わせて約100名の学生が選ばれ、よみうり大手町ホールで行われる最終選考へと進みました。会場は約300人の学生と審査員、関係者の人で埋め尽くされていましたが、一人で臨んだ松原さんはそのようなプレッシャーにも負けずTOP5の奨励賞を受賞しました。

松原さんの感想

この大会を通じて、これから世界で活躍していくであろう人たち、すでに世界で活躍している人たちにたくさん出会いました。本当に刺激的です。自分がそんな人たちのと共に大きな舞台に立てたことが、信じられません。
この大会を通して確信したことが1つあります。それは「自らの意思で動くこと」の大切さです。私は、特に誰かにこの大会に出ることを勧められた訳ではありません。たまたま、Webの広告で見つけてエントリーをしました。そして、自分でこの大会が大学生の集大成になると定義づけて勝ち上がるために努力をすることができました。この挑戦ができた理由は1冊の本を読んだからです。株式会社ココナラの南章行氏の「好きなことしか本気になれない」という本です。
その中に、”セルフ リーダーシップ”という言葉が出てきます。セルフリーダーシップとは、「正解のない問いに対して、自分はこうすべきだと思うという意思決定をすることである」と定義されています。教育機関の中にいると、答えがあるケースが多いです。ただ、世の中は物凄い速さで変化をして行きますから、見える正解を追い続けるということだけでは限界があると思います。
「目標を決めるのは自分、実行して達成するのも自分、評価するのも自分。」と南氏が本の中で語っており、私は大学生活の集大成として日本一になるという目標を自分で決め、取り組みました。結果叶いませんでしたが、悔しさと共に自分を評価することもできました。それがまた次に生きると思います。大学4年生の今になって気づきましたがこのプロセスが本当に大切だと感じます。
正直なところ、恥ずかしいですが僕の英語力はTOP5には到底及ばないと思います。でも、この考え方があったから他の有名な大学の人たちを押しのけて勝ち上がることができたと思います。
また、留学という機会をくれた青森大学とお世話になった方々には本当に感謝しかありません。ありがとうございました。